バーンサパーンノーイ郡 (Bang Saphan Noi)
地元の伝承ではナコーンシータンマラートの王であるシーワンチャオが父であるペッチャブーンの王と領土を分けることに決まったとき、現在のバーンサパーンノーイにある川を国境線とする事が決まった. このときこの川に行き来のためにはしを作ったことからこの地域が「ムアン・サパーン(橋)」と呼ばれることになった.
これはあくまで伝承であり文献などで確認されたものではないが、のちにシーワンチャオが跡取りがいなく空きになったナコーンパトムに自分の息子であるシーラーチャーを統治者として送り込んだ際に橋が建設されていることがわかっている.
時代は下り、アユタヤ王ウートーンがこの橋を通過した際にこの橋を「サパーンノーイ(小さな橋)」と呼ぶことに決めた. これにバーン(村)と言う語を足したのが現在の名称である.
行政体としては1974年6月10日に分郡(キンアムプー)として成立. 1981年7月13日に郡(アムプー)に昇格した.